軌跡。

「冬月さん!あんた、健康観察表は?」

昨年次からお馴染み、ミッキーこと、
幹乃 小夜。

こう見えて養護教諭。保健室の先生ってやつだね。

「知らない…。と、言うか…もらってない。」
「あ、そっか。あんた入学式、来んかったからね(笑)」
「ミッキー…普通、言うかや?人が気にしてること…。」

本当に、気にしていた。
「ごめん。まあ落ち込まんといて!はい、今日から、あんたのペースで頑張りんね?」
「もう、病気とかでぶっ倒れたくないし~(笑)」
「足、無理せん為に、エレベーター使いんよ?」
「まじ?ミッキーありがとう!」

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