降りそうな幾億の星の夜
美月 「星ちゃん!金魚すくいやろう!」
星夜 「早くしないと花火始まるぞ!」
美月 「星ちゃん待って!」
僕たちは坂を上がった神社の裏に行った。毎年この場所で二人で花火を見ている二人だけの秘密の所だ。
美月 「花火綺麗だね」星夜 「これからもずっとこうして二人で花火見るのかな?永遠に」
美月 「ずっとなんて…永遠なんて無いよ…」
そうつぶやきながら彼女は哀しそうに空を見つめた。僕は何も言い返せないままただ夜空に散る花火を見つめていた。
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