異世界から王子様!?

そして昼休みになった。

社会のとき、不思議なことに奏のことは考えてなかった。

「頭から離れてくれたんだ」

「何が離れたんだ?」

えっ、誰・・?

突然、あたしの頭の上に手を置いた誰か。

後ろを見ると、幼馴染の翔ちゃんがいた。

本名は、時雨 翔(しぐれ しょう)

あたしの家の隣に住んでいる。

「もう、ビックリしたじゃんよぉ」

「ごめん、ごめん」

「で、何が離れたんだ?」

うっ・・・。

「なんでもない!」

「俺に言えないようなことなんだぁ~」
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