異世界から王子様!?

「俺は、玲が好きなんだよ!」

翔ちゃんは、あたしの目を見て真剣にそう言った。

「翔ちゃん・・・」

「はい、そこまで」

急に誰かの声が聞こえて、あたしと翔ちゃんは離された。

「誰・・?」

「玲は俺のものだから」

この声は、奏!?

「ふざけんな!お前なんかに玲を渡すかよ!」

「玲、飛ぶよ」

そう言われた直後、あたしは奏に抱きかかえられてて・・・

空を飛んだ


「はっ?空飛んで・・・る?」

翔ちゃんは目を丸くして驚いていた。

「じゃーね」

「おい、待て!!」

あたしは何がなんだか分からなくて

「俺の部屋、行くから」

奏の言葉を聞いた直後に、意識が途絶えた。
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