異世界から王子様!?
☆新たな出会い☆
「おはよ里奈」
「どうしたの?顔真っ赤だよ?」
「やっぱり・・・」
「とりあえず、教室行こっか」
階段を上がろうとしたら、そこにはひとだかり。
「すごい人気だね、一ノ瀬くん」
「うん。そうだね」
あんなにファンいるのに、あたしを選んでくれた。
そう思うと、自然と頬が緩んできた。
「玲、ニヤついてる」
「えへへっ」
そのひとだかりを上手く抜けて、階段を上がった。
教室に入ると、いつも来ているはずの翔ちゃんの姿がなかった。
「翔、来てないね」
「うん・・・」
やっぱり、昨日あんなことがあったからかなぁ・・。