空色ホイッスル
Sky*1 プロローグ



ーーーー…



青い空、ふわりと浮かぶ白い雲。



試合が近くなると、途端に湧き上がってくる緊張感。



いつもこんな緊張する時間なんていらないから早くキックオフの時間になって欲しいと思う。



だけど、今日の緊張感は少し心地よかったりする。



試合が始まるまでの彼女はきっと俺のことなんて知らないに決まってるけど



俺がゴールを決めたら、彼女はスコアを付けているから必ず俺の存在に気付く。



だから今日の試合はハットトリックを決めるくらい頑張ってみせる。



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