空色ホイッスル



いくら幼なじみだから、ずっと長く一緒にいるからって



お礼や感謝の気持ちを伝えられない関係になんかなりたくない。



だって、ずっとこの関係は続けて行きたいから。



だから私はみんなと同じように、幼なじみの祐ちゃんにだって



いくらから祐ちゃんからかわれたとしてもこのやり方を変えるつもりはないよ。



「早く食わないと、溶けるぞ!」



「うん!」



私は祐ちゃんに急かされて、頼んだ荒削りされたパイナップル、パインの果汁でいっぱいのパイナップル・パーティーのアイスを口の中に含んだ。



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