空色ホイッスル



「それから、現にアイツにハットトリック決められたのも間違いないし。



だからこうやって咲坂を謎にさせてるのももしかしたらあっちの作戦のうちかもしれないな。



要は、今みたいにモタモタしてたら咲坂はどんどん蒼井高校に置いてかれて実力は開いてく。



だからこの夏は基本を忠実に行って、その基本から色々チームに応用していこうと思う。



だからとりあえず今は、蒼井高校のことは頭から消せ、いいな?」



「「はい!」」



「よし!練習始めるぞー!今日はいつもより入念に体慣らせよ!」



城田部長の大きな声でまた私たちの部活は再開した。



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