空色ホイッスル



私も給水の準備に、クーラーボックスにアイシング用の氷を用意したり、



みんなから集めた部活動ノートを間宮先生に提出したり



久しぶりの部活で何か抜けてないか不安だったけど、一つずつこなしていった。



「吉岡!」と呼ばれた私の名前。



呼ばれた方に振り返ると、間宮先生がこっちに来いと手を動かしている。



私はビブスをたたみ直していた手を止めて、「はい!」と返事をして先生のとこに向かった。



「忘れないうちに渡しておこうと思って。合宿までに救急バックの中身を補充して揃えといてもらえるか?」



そう言ってもらったのは、サッカー部の部費。



部活が終わるまでに足りないもの全部メモして、帰り薬局に寄って帰ろう。



「分かりました!今日中に揃えておきますね」



祐ちゃんも一緒に着いてきてくれるかな?



< 118 / 450 >

この作品をシェア

pagetop