空色ホイッスル
フッと笑いながら言い切った一ノ瀬くんに私も
「分かった、蒼井高校と試合するまでは絶対勝ち続けるから
また公式戦で決着つけようね!次は絶対に負けないからね!」
と宣戦布告した。
「ああ、臨むところだ。じゃあその時にまた会おうな」
「うん!またね」
私は一ノ瀬くんに手を振ってから改札を出た。
そして歩き出してから一ノ瀬くんが見えなくなる所でもう一度振り返ると
まだ一ノ瀬くんは改札の中にいて手を振ってくれた。
私は笑顔で一ノ瀬くんに手を振りかえすと家に向かって歩き出したんだ。