君の存在が笑顔になる
「はい、姉ちゃん。プレゼント」


真っ先にプレゼントをくれたのは意外にも秋斗だった。


「ありがとう。あれ?これって?」


私は千太郎と秋斗を交互に見る。


秋斗から渡された包みを開けるとこの前、千太郎に買ってもらったシュシュが入っていた。


「ばれた?俺、買いに行く暇がなかったから、せんくんに頼んだんだよ」


なるほど。同じ物が2つになるのかと思って、ビックリした。


「俺からはこっち」


「ありがとう!開けていい?」


千太郎から青い小箱をもらう。

ん?この小箱って、遼からもらったのと色違いだ。まさか?


そっと開けてみる。
< 108 / 256 >

この作品をシェア

pagetop