君の存在が笑顔になる
それは絶対に出来ない。


「んー。実は今日、無意識に着けてきちゃったの。だから、やっぱりやめておく…見つかって、没収されても困るからね」


本当は無意識に間違えた。

明日からは気をつけないと。


今日は疲れた1日だった。


制服から部屋着に着替えて、ベッドに寝転ぶ。

眠い…。


ドンドン


「姉ちゃん!メシ!姉ちゃん、開けていい?」


「んー?あ、いいよー」


「やっぱり寝てたんだ」


秋斗が呆れた顔で部屋に入ってくる。


「さっき、せんくんが呼びに来たんだよ。返事がないっていうからさー。早く降りて来いよ」


秋斗は先に降りていく。
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