君の存在が笑顔になる
「あたしって、何の役にも立たない。千太郎がいつもあたしにアドバイスしてくれるから、あたしも里沙にアドバイスしてあげたかったのに、余計に悲しませてしまったみたい」
クッションを形が変わるくらい強く握りしめる。
「そんなことないと思うよ。里沙ちゃんがなんか言ってたか?」
「ううん、里沙は優しいから余計なお世話だとかそんなこと言わない。でも、余計こと言っちゃったかも」
「桜香だって、優しいよ。友だちのことを想って、必死に考えて言ったんじゃないの?」
私は頷く。
「里沙ちゃんだって、桜香がいい加減な気持ちで言ったのじゃないことくらい分かっていると思うよ。大体さ、桜香はひねくれたことなんて言えない素直な子なんだから」
クッションを形が変わるくらい強く握りしめる。
「そんなことないと思うよ。里沙ちゃんがなんか言ってたか?」
「ううん、里沙は優しいから余計なお世話だとかそんなこと言わない。でも、余計こと言っちゃったかも」
「桜香だって、優しいよ。友だちのことを想って、必死に考えて言ったんじゃないの?」
私は頷く。
「里沙ちゃんだって、桜香がいい加減な気持ちで言ったのじゃないことくらい分かっていると思うよ。大体さ、桜香はひねくれたことなんて言えない素直な子なんだから」