君の存在が笑顔になる
「病院?何で?」


「せんくんが事故ったんだって」


「えっ?ちょっと!…」


秋斗は言うだけ言って、電話を切った。


どこの病院かも言ってないから、どこに急げばいいのかも分からない。


それよりも!


千太郎は無事なの?


秋斗にちゃんと聞かないと…。


その時、メールを受信する。

開くと秋斗からで病院の名前と住所、電話番号が書いてあった。


「桜香?何があったの?」


「遼…。千太郎が事故に遭ったらしいの。ごめんね。すぐに行かなくちゃ…」


私は心配してくれる遼に謝って、部屋を出ようとする。


「待って!俺も行く。桜香について行くよ」


「遼。うん、一緒に来て…」


1人で行くのは心細くて、怖かった。
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