君の存在が笑顔になる
怪我をしたと聞いたら、心配するのは当然のこと。
遠くに住んでいるなら尚更のことだと思う。
病院は完全看護だから、面会時間の終わる頃に帰るように言われた。
「明日、学校終わったら来るね」
お母さんは朝から来ると言うけど、私は学校が終わってからじゃないと行けない。
本当はずっとそばに付いていたい。離れたくない。
「うん、桜香。待っているよ。学校のこと教えて」
千太郎が待っていてくれる。
翌日、私は終業後、病院へ急ごうとする。
「桜香!」
教室を出ようとしたところで遼に呼び止められた。
遠くに住んでいるなら尚更のことだと思う。
病院は完全看護だから、面会時間の終わる頃に帰るように言われた。
「明日、学校終わったら来るね」
お母さんは朝から来ると言うけど、私は学校が終わってからじゃないと行けない。
本当はずっとそばに付いていたい。離れたくない。
「うん、桜香。待っているよ。学校のこと教えて」
千太郎が待っていてくれる。
翌日、私は終業後、病院へ急ごうとする。
「桜香!」
教室を出ようとしたところで遼に呼び止められた。