君の存在が笑顔になる
「ただいま」


にっこり笑う千太郎はソファーに座っていた。


まだ足の骨折は治っていなくて、ギブスはしている。

腕はほぼ完治らしい。


「部屋で休まなくても大丈夫なの?」


千太郎の横に座る。


「ん、桜香がそろそろ帰って来るかなと待ってた」


「千太郎、足が治るまでは下の客室を使って。さっき、布団敷いたから横になるといいわ」


お母さんがリビングの隣りにある客室から出てきた。


「そうだよね。上に行くのも大変だよね」


まだいろいろと不自由なとこがありそうだけど、とりあえず退院出来るとこまで良くはなった。
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