君の存在が笑顔になる
認めてもらえるのは嬉しいけど、身近な人に知られるのは恥ずかしい。


「そうだ、千尋たちにも報告しないと!」


お母さんが両手を合わせて、パソコンの前に向かう。


「えっ、まさか今すぐ?」


「麻由子、今あっちは朝で忙しい時間じゃないか?」


お父さんが時計を見る。


「そうね。じゃあ、メールしておこうかな」


お母さんはとにかくすぐに報告したいらしくメールを打ち始めた。


私と千太郎は苦笑い。


家族の反応は予想通り、好意的だった。

やっぱりお父さんもお母さんも千太郎を気に入っているから。


家族公認になった私たちの恋。

見守ってもらえるのは嬉しいけど、いつでも見られていると思うと恥ずかしい気分。
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