君の存在が笑顔になる
「いや!本当にやめて…」


「この身体で遼を誘惑したんでしょ?見せてみなさいよ。写真バラまいてやるから、他の男も誘惑してみなよ」


「そんなこと…」


誘惑なんてしてない。遼に体を見せていない。



ガチャ、ガチャ


「おい!やめろ!何しているんだよ?」


突然ドアが開いて、みんなの動きが止まる。


「高津くん!」


「高津!」


生徒会長である高津先輩だった。


突然の登場に動揺したらしく私を押さえていた手が緩む。


自由になった両手ですぐにブラウスのボタン部分を持って、前を見えないように閉めた。


「亜美、お前…そんなことして何になる?」


「うるさい!」
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