君の存在が笑顔になる
手をブンブンと元気よく振りながら、近付いて来る千太郎のお母さんが見えた。

おじさんはその後ろを苦笑いしながら付いてきている。


「2人とも元気だった?」


おばさんは千太郎と私を交互にバグした。

アメリカに住むとアメリカ式になるのかもしれない。日本では、そんなふうにハグしない。


「うん、元気だったよ。父さんも母さんも元気そうだね」


「うん、楽しみだったのよ。早く家に帰ろう!明日はパーティーだから、今日はゆっくりしてねー!」


荷物を持って、駐車場まで歩く。



「うわー!素敵なお部屋!さすがニューヨーク!」

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