君の存在が笑顔になる
僅かな時間
我が家が広島に引っ越した次の年に千太郎の家は福岡に引っ越した。
札幌よりも福岡の方が近いと喜んだけれど、子どもの私たちにとってはそう簡単に会える距離ではなかった。
「せんくん、新しい学校どう?」
千太郎の初めての転校が上手くいってるのか心配だった。
「友だち出来たよ。みんないい子ばかりだよ。明日、遊びに行く約束もしたよ」
私が心配することもなかった。
明るく元気な千太郎は、新しい学校にも羨ましいくらいすぐに馴染めていた。
「今度、せんくんちに行くんだって。知ってた?会えるの楽しみ!」
「うん、聞いたよ。僕も楽しみだよ」
札幌よりも福岡の方が近いと喜んだけれど、子どもの私たちにとってはそう簡単に会える距離ではなかった。
「せんくん、新しい学校どう?」
千太郎の初めての転校が上手くいってるのか心配だった。
「友だち出来たよ。みんないい子ばかりだよ。明日、遊びに行く約束もしたよ」
私が心配することもなかった。
明るく元気な千太郎は、新しい学校にも羨ましいくらいすぐに馴染めていた。
「今度、せんくんちに行くんだって。知ってた?会えるの楽しみ!」
「うん、聞いたよ。僕も楽しみだよ」