君の存在が笑顔になる
千太郎の欲しい物は何だろう?

アメリカより日本のほうがあるかも。

私はいろんな考えを思い巡らした。


「桜香、桜香!」


「何?欲しいものある?何でも言って」


「ハハッ。うん、後で夜になったら教えてあげる」


千太郎は私の肩を抱き、嬉しそうに言う。


「夜に?今教えてくれないの?どうしてー?」


「今は内緒」


かわいく笑って教えてくれない。

プレゼントを用意しなかった私が悪いから、夜まで待つしかない。
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