君の存在が笑顔になる
幹也さんと亜美と俺の3人で遊ぶことが多くなった。


でも、俺は受験生。

のんびり遊んでいる場合ではなかった。


「遼、ちゃんと勉強している?どこを受けるの?」


「んー、亜美さんと幹也さんが行ってるとこにするよ。高校生になっても遊べるし」


俺は2人の行っている高校の学力レベルを知らなかった。


「遼、そんなに勉強出来たっけ?大丈夫かよ?」


幹也さんが心配するから、俺は担任に受かるか聞いてみた。


「はあ?この成績で?まず無理だな。諦めて他にしておけ」


容赦なく切り捨てられた。


それでも2人の通う高校に行きたかったから、こんな時期からだけど猛勉強を始めた。
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