君の存在が笑顔になる
その時、私は6歳、千太郎は5歳だった。
この日のことは私の鮮明に覚えている一番古い記憶。
千太郎が覚えているかどうかは分からない。
その日、私たちはいつものように仲良く手を繋いで幼稚園に行った。
私たちの家は同じマンションだった。
何階に住んでいたかは覚えていない。
こんなことは覚えておく必要はない。
幼稚園に着いて、私たちは部屋の隅っこで小さく丸まっていた。
「どうしたの?何の遊びしているの?」
先生に聞かれたけど、適当に笑って、答えなかった。
遊んでいるのではなかったから。
「どうしたら、ずっと一緒にいられるかな?」
ずっと一緒にいられる方法を子供なりに真剣に考えていたのだ。
この日のことは私の鮮明に覚えている一番古い記憶。
千太郎が覚えているかどうかは分からない。
その日、私たちはいつものように仲良く手を繋いで幼稚園に行った。
私たちの家は同じマンションだった。
何階に住んでいたかは覚えていない。
こんなことは覚えておく必要はない。
幼稚園に着いて、私たちは部屋の隅っこで小さく丸まっていた。
「どうしたの?何の遊びしているの?」
先生に聞かれたけど、適当に笑って、答えなかった。
遊んでいるのではなかったから。
「どうしたら、ずっと一緒にいられるかな?」
ずっと一緒にいられる方法を子供なりに真剣に考えていたのだ。