君の存在が笑顔になる
今までずっと一緒にいたから、それが当たり前で離れ離れになるなんて思いもしなかった。
「せんくん、桜香ね、この前テレビで見たの。小学生くらいのお姉ちゃんがお父さんやお母さんにお願いを聞いてもらいたくて、家出をしたんだよ」
私は隣りで同じように膝を抱えて座っている千太郎に子供なりに考えた方法を話す。
「家出?どこに行くの?」
「どこでもいいと思うよ。すぐ見つからないとこで、がんばって見つければ見つかるとこがいいな。どこかあるかなー」
膝に顔をつけて考える。
「ねえ、おうちゃん。テレビのお姉ちゃんはどこに家出してたの?」
「せんくん、桜香ね、この前テレビで見たの。小学生くらいのお姉ちゃんがお父さんやお母さんにお願いを聞いてもらいたくて、家出をしたんだよ」
私は隣りで同じように膝を抱えて座っている千太郎に子供なりに考えた方法を話す。
「家出?どこに行くの?」
「どこでもいいと思うよ。すぐ見つからないとこで、がんばって見つければ見つかるとこがいいな。どこかあるかなー」
膝に顔をつけて考える。
「ねえ、おうちゃん。テレビのお姉ちゃんはどこに家出してたの?」