君の存在が笑顔になる
電話を切ってから2時間後に電話がかかってきた。


「彼女、大丈夫だった?」


「ん?まあ、桜香が気にすることじゃないよ。それよりどうしたの?」


私はテストの点が悪かったことで落ち込んでいて、それを千太郎に聞いてもらいたかった。


人によっては、ただそれだけのこと?って言われるような内容かもしれない。


だけど、千太郎には何でも話していたから。

それに千太郎はどんな話でもちゃんと聞いてくれたから。


「そっか。でも、次に頑張れば大丈夫だよ。俺もこの前のテストがちょっと悪くて、父さんに塾行けって言われてさー……」


千太郎と話していると心が落ち着く。
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