君の存在が笑顔になる
でも、こんな風に電話することをきっと千太郎の彼女は快く思ってないはず。


「やっぱりこれからは電話するの少なくするね」


「何で?」


「だって、彼女に悪いでしょ?今日も怒ってなかった?」


「少し拗ねてたけど、大丈夫だって。桜香とは今までのように話すよ。桜香どんな話すの楽しいし」


変わらず接してくれるのは嬉しかった。

でも、彼女からしてみたら私は邪魔な存在になる。


「あたしがもし彼女だったら、嫌な想いをすると思うから、やっぱり電話は減らすね」


「じゃあ、減らされた分は俺がかけるよ」


「えっ?それじゃ変わらないじゃないの」


「いいんだよ。変えるつもりなんてないから」



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