君の存在が笑顔になる

千太郎はどうしても今の状況を変えるつもりはないようだ。


しばらく様子を見る感じかな。

もし彼女が何か言ってくるようなら、その時に考えればいいのだろう。


「分かった。千太郎が変えなくていいと言うなら、今までのようにするよ」


「うん、そうそう。桜香が変な遠慮しなくていいからな」


こうして千太郎に彼女がいても、いなくても、変わらない私たちの関係は続いた。


これはきっと、私に彼氏が出来ても同じなのだろう。


もっと大人になって、お互い結婚したらどうなるのかな？

千太郎とはずっとこのままでいられたら良いと思った。