君の存在が笑顔になる
私は告白されたことを話し、あと少ししたら返事を催促する電話が来ることも話した。


「どう答えたらいいの?分からないよ…どうしよう」


「桜香はそいつのことが好きなの?」


「分からないけど、多分好きではない。今までそんなこと考えたことなかったし」


「嫌いなの?他に好きな人がいるの?」


「嫌いでもないけど…うん、他に好きな人いるよ」


私の好きな人は千太郎だ。


誰?と聞かれたら、千太郎だと答えようと構えていた。


だけど、聞かれなかった。


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