君の存在が笑顔になる
初カレ
東京の桜の季節は早い。
4月の入学式にはすっかり葉桜になっていた。
千太郎の両親はアメリカから来ることが出来ないから、お父さんが千太郎の保護者として付き添った。
「あーあ、クラス離れちゃったね」
千太郎とクラスメートという関係になってみたかった。
同じクラスで勉強をしてみたかった。
「来年は同じクラスになれるかもしれないよ」
千太郎に肩をポンポンと叩かれる。
「じゃあ、選択科目を同じにしてね」
「あ、そっか。そういうことになるよな。桜香は文系?理系?」
「あたしは文系だよ。千太郎は?」
「俺も文系かな」
千太郎は理系だと思っていたから意外だった。
でも、同じクラスになれる可能性があるのが嬉しい。
4月の入学式にはすっかり葉桜になっていた。
千太郎の両親はアメリカから来ることが出来ないから、お父さんが千太郎の保護者として付き添った。
「あーあ、クラス離れちゃったね」
千太郎とクラスメートという関係になってみたかった。
同じクラスで勉強をしてみたかった。
「来年は同じクラスになれるかもしれないよ」
千太郎に肩をポンポンと叩かれる。
「じゃあ、選択科目を同じにしてね」
「あ、そっか。そういうことになるよな。桜香は文系?理系?」
「あたしは文系だよ。千太郎は?」
「俺も文系かな」
千太郎は理系だと思っていたから意外だった。
でも、同じクラスになれる可能性があるのが嬉しい。