強く…強く…
美里と校門まで一緒に歩く。向かう間に部活中の人や、帰ってる人たちにかなりジロジロ見られてた

堂々と上靴で帰ってるんだから、しょーがないけど




『舞……ごめんね…』


いまだに謝ってくる美里。ホントに平気なのに


『別に上靴でも恥ずかしくないし、あたしの通学路あんま人いないから平気だよ』

おまけに街灯も少ないしね


『そうぢゃなくて…悪口とか言っちゃって…』


あぁ…そっちか


『あたしね…悔しかったの…』


すごく悲しい顔をして言う美里




あたしは美里のことを全く理解していなかったことを知る
< 100 / 177 >

この作品をシェア

pagetop