強く…強く…
次の日から美里はあたしたちのグループと一緒にいるようになった

それを面白くないという顔で睨む梅本

そして、あたしの横を通るときにボソッと呟いた

『あんたって、ホント目障りね…』


この言葉に、梅本がまた何か企んでいるような気がして、少し胸がざわついた








『もうすぐ合唱コンクールだね…』

先生に配られた行事予定のプリントを見ながら、優花はかなりだるそう…。多分歌は得意ぢゃないんだと思う



気付けばもう11月。なんだか1学期の出来事が懐かしく思えた




その日の音楽の授業であたしのクラスの自由曲は、オレンジに決まった
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