強く…強く…
だけどいい方法は全く浮かばず、美香からの発展情報もなかった

あれから全く話してないらしくて、もう美香は諦めてる感じで茅ヶ崎くんの話題すら出さない……





『沙羅は茅ヶ崎くんのこと知ってる?』

学校に続く長い坂をのぼりながら、沙羅に聞いてみた

沙羅に茅ヶ崎くんの話をするのは初めてだ


『茅ヶ崎くんって7組の?2年の時同じクラスだったよ』

『そうなんだぁ~その時に茅ヶ崎くんと一番仲良い女子って誰だった?』

『えっ……斎藤さんかな……』

あぁーあの男好きか……

『舞ちゃんもしかして茅ヶ崎くん好きなの!?』

沙羅が目をキラキラさせながら聞いてくる

沙羅は恋バナ大好きなのよね…

『違う違う!んなわけないぢゃん』

話したことすらないし、存在を知ったのはつい最近だしね……







門を抜けてげた箱に着くと、何だか周りの様子がおかしい……



すごい嫌な予感がする……
< 116 / 177 >

この作品をシェア

pagetop