強く…強く…
『あんたでしょ?恋文書いたの』

あたしは梅本を睨んだ

すると梅本はクスクス笑い


『あらっあなたのために書いてあげたのよ!茅ヶ崎くんのこと好きなんでしょ?』

うっわぁー…勘違い……


『あのねっ好きぢゃっ……』


否定しようとした時、あたしの頭にある名案が浮かんだ

これは使えるっ!

あたしは表情を180度変えて笑顔を作り

『そうだったんだありがと。告白しようか迷ってたんだよね』

と言って自分の席に向かった

その後ろでは、梅本たちが、あんたなんか振られるに決まってんでしょっ!!とか茅ヶ崎くんに近付くなとか言ってるけど、もう無視無視


あたしはこの恋文を利用してやる
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