強く…強く…
あたしの言葉に椎葉さんの表情が固まる

多分茅ヶ崎くんのこと好きなんだろうけど、本人が後ろにいるから言えないんだろう


『茅ヶ崎くんのこと好きぢゃないならどいてくれない?』


言葉を返せない椎葉さんは、睨みながらも後ろに下がり、やっと茅ヶ崎くんを呼ぶことができた


『ちょっといいかな?』


ここで断られたらどーしようかと思ったけど茅ヶ崎くんは頷いた


とりあえず第一関門突破やね



あたしは第2音楽室に向かって歩いた
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