強く…強く…
他のみんなも少しずつざわめき出す
いつの間にか廊下から覗き込む奴らもいた
『みんなに言いたいことがあったんだよね。あたし、梅本に突き落とされたんじゃないから!勝手に勘違いしてんじゃねぇーよ!!』
もっと冷静にいようと思ったけど、こいつらの顔を見たら怒りがこみ上げてきた
自分さえよければ、他人のことはどうでもいい
友達をいじめて楽しむ
それを見て見ぬ振りをする
ホントにこのクラスの奴らは終わってる
だって誰一人梅本に謝罪しないんだもん
みんなつまらなそうに、あたしたちから離れ、たわいもない会話を始めた