強く…強く…
『舞!』

『舞ちゃん!!』


散らばった塊の間から萌たちが駆け寄ってきた


今日梅本を連れてこようと考えていたことはみんなには伝えといた


そんなあたしたちを横で見つめる梅本


『やっぱり…あたしはあんたがうらやましいよ』


微かに微笑みながら梅本は言った







『梓ちゃん…』


後ろを振り向くと、心配そうに梅本を見て小さく微笑む狩野さんがいた
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