強く…強く…
『はぁ!?何で梅本に見せてもらわねぇーといけねぇの?』

じゃあ、あたしが何であなたに見せないといけないの?



…なーんて、口が裂けても言えませんけどね…あたしってホントに弱い人間だわ…

『ほらっさっさとよこせや』

引き出しからノートを取り出し、川上に渡す。きっと明日もこれの繰り返しなんだろうなぁー…


『舞ちゃんちょっと良い?』

顔上げると、笑顔の梅本さん…でもその目は全然笑ってなくて…あたしは初めて恐怖感を覚えた
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