強く…強く…
『舞あたし大丈夫だよ。こんなのただの紙切れだしさ』

『でも…』

そう言った優花の目は寂しく見えた


それでも優花は首を横に振る

『なん…で…?』

ムカつかないの…?

悔しくないの…?

あたしは…悔しいよ…


『今梅本に言ったって、また証拠がないから惚けるだけだよ。それに…もう舞を悪者にはしたくない』

優花…

あたしはゆっくり席についた
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