強く…強く…
『じゃあ~ね~』


『また明日ね』


いつもの場所で萌と別れて、杏と二人で歩く


『舞ちゃんありがとね』


『えっ…?』

あたし何かしたっけ?

『舞ちゃんがいなかったらあたしあんなこと出来なかったと思う。舞ちゃんが梅本さんとかに立ち向かう所を見て、それがすごい勇気になってたんだよ』

杏の言葉にあたしは何も言えなかった




今まで杏たちには迷惑しかかけてないと思ってた…


けど…少しは役に立ってたんだね…


その日見た夕日は、優しくあたしたちを照らしてくれた
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