強く…強く…

美里

美里はそれからいつも一人でいるようになったが、休むことはしなかった


でもいじめはエスカレートしていき、体育のバスケの時はわざと強いボールを投げられたり、足を引っかけて転ばされたりしていた


そんな光景を見ていると、やっぱり美里に同情してしまう自分がいる


でもあたしの中の悪魔はまだ美里のことを完璧には許していなかった





『舞ちゃん…ほっといていいの?』
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