山神様にお願い
・トラ、戻る
今日も大学の図書館とパソコンルームを利用していた。
だけども、私は若干のハイテンション!なぜなら!無事に卒論が書き終わったからだ。
やったー!やりとげました、私は遂に!
パチパチパチ。自分で心の中で拍手した。
昨日は結局ベッドの上で延々と山神様に店長に会わせろ~!ってお願い・・・いや、呪いをかけていて、それに忙しかった私は結構な睡眠不足だったのだ。
自分でもバカだと思います、ええ、ハッキリと。
だけども、それがランナーズハイ状態を生み出したらしい。今朝は戦闘態勢で学校へ突撃し、ダダーっと資料をめくりまくって、ガガーっと最後の文章までをキーボードで打ち込んだのだった。
目は釣りあがって、殺気立った雰囲気だったかもしれない。いつも気軽に声をかけてくれるパソコン部の後輩からの声かけもなかったし。
まあだけど、とりあえずは卒論が終わったのだ!
これで、あとは年始までほったらかしでも大丈夫。見直しと加筆をして、年始に教授に提出する。そしたら、もう卒業まではここにこなくてもいい――――――――
ひゃっほう!私の卒業は決定だ~!!
そんなわけで、寝不足だったけど大変気分が良かったのだ。
だからるんるんとした足取りで学内を校門に向かって歩いていた。
通っていく風が、耳をかすめて髪を散らしていく。吐く息が白いなかで、私の頬は赤くなっている。