【短編】甘い恋
「退いてくれるかな・・?」


恐る恐る聞いた。


なんか怖いんだもん。


ってかこの状況をなんとかしたい。


「だからお前の事が好きって言ってんじゃん。聞いてる?」


そんなの・・


あり得ないじゃん!!


どう考えたってあり得ないよ・・。


「あり得ないよ。晃私のこと好きじゃ無いでしょ。」


そう言うと一瞬悲しい顔をした。


スッ・・


晃は私から離れてくれた。


ふぅぅぅ。


焦った。真面目に焦ったんだけど。


「何焦ってるの?おかしー。ま、あり得ないけど。お前みたいな重い女。」

「・・・そうだよね。私重いもんね・・」


晃が私の事好きなんて事はあり得ないけど。


幼なじみでも重いって言われたら・・やっぱ悲しい。
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