真実の樹
嘘と本当
「アースト」そこは神が訪れる神聖な土地
その神聖な土地には悪魔と天使が住んでいる。
悪魔の子「デルリア」天使の子「エルシア」
2人は悪魔と天使の子という真逆の生き物でありながらもとても仲がよかった。
「ちょっとーデルリア!!」
甲高い声がアーストに響く。
「デルリアーーー!返してよ!」
「やーだよっ」
デルリアはエルリアのぬいぐるみを奪って空を駆け回っている。
悪魔はエールという羽の魔法で空を自由に飛ぶことができる。特徴はあまり大きくなくギザギザとしていて黒色。高くは飛べないが速さには優れている。
天使はフェザーという羽の魔法で自由に空を舞うことができる。特徴は大きくふわふわしていて白色。速くはないが天高く飛べる。
「返さないと怒っちゃうよー!」
―Review―
「もう怒ってんじゃんw」
アーストの住民は「いつものあれか…」と呆れてものも言わない。
ズデン
「…」
「…///」
「っぷ」
「いたい…」
―Close When―
「何やってんだよー」
空を飛んでたエルシアが落ちたのだ。
「いきなりフェザーが消えたの」
「ばーか。」
2人はいつも愉快だった。
「エルシア!野原へ行こう!」
「どうしたの?急に野原なんて」
「なんとなく!」
珍しい。デルリアは野原なんて好まない。むしろ嫌いなはずなのに…。疑問に思いながらもエルシアは野原に…
「あれ…?」
「どうした?」
「フェザーが…使えない」
そう…なぜか何年間も使ってきたフェザーが使えなくなってしまったのだ。
「う…嘘だろ?はは」
デルリアは苦笑いを浮かべる。
「本当」
2人は息をのむ。
フェザーが使えないということは天使ではないという事である。
―ブツッ―
何かが切れる音…
辺りが真っ暗
「デルリア?おーいデルリア?」
―ボウッ―
明りだ。
「ようこそ。エルシア。」
目の前にいたのは…フェザーをまとった男の人が居る。
「あなたは誰?」
「私はエラシス。堕天使だ。」
「堕天使…?」
堕天使。元は天使だったが神によって天使剥奪となった者。
「堕天使さんが何の用?見たところ普通の天使のようだけれど。」
フェザーをまとっているからだ。普通堕天使はフェザーをまとうことは不可能だ。
「このフェザーはお前のフェザーだよエルシア。」
「え…?」
―ズキュン―
「っな…」
光の魔法。聖属性?
「エルシア。お前の力を貸してもらいに来た。」
「私の力…?」
「そうだ。天使であるお前の力を。」
「何のために?それに私にはなんの力もない。」
悪魔に比べて天使は魔法を使えない。
「いいや。十分だ。デルリアに会わせろ。それだけだ。」
「デルリア?何で?」
「Review.復讐だよ。」
―ゾワッ―
一瞬にしてすごい殺気。
「ふ…復讐って?」
「俺はデルリアのせいで堕天使になったんだ。天使は悪魔の魔法を受けると堕天使になるそれはお前も知っているだろう?」
「ええ。」
「俺はあいつの魔法を受けたんだよ。そして堕天使になった。だから俺はあいつを殺す。」
「デルリアが魔法を?それはあなたの自業自得なのでは?デルリアは理由もなしに魔法を使うような人じゃない」
「違う!」
エラシスの顔が真っ青に変わった。
「俺は何もしていない。デルリアが…デルリアが…。」
男は震えながら涙を流した。
ありえない。私の知ってるデルリアはそんなことをしない。
けどこの男の人の涙は本物だ。
「エルシアー!聞いてくれよ!今度アーストにルシファーがくるんだってよ!」
「本当!?私ルシファーのファンなの!」
そんなわけない…。
「エルシア。あいつが今までお前に何をしたかは知らないがあいつは悪魔だ。」
っ。
「悪魔の子は悪魔なんだ。」
デルリア…。
「エルシア♪」
そんな…はずない。
その神聖な土地には悪魔と天使が住んでいる。
悪魔の子「デルリア」天使の子「エルシア」
2人は悪魔と天使の子という真逆の生き物でありながらもとても仲がよかった。
「ちょっとーデルリア!!」
甲高い声がアーストに響く。
「デルリアーーー!返してよ!」
「やーだよっ」
デルリアはエルリアのぬいぐるみを奪って空を駆け回っている。
悪魔はエールという羽の魔法で空を自由に飛ぶことができる。特徴はあまり大きくなくギザギザとしていて黒色。高くは飛べないが速さには優れている。
天使はフェザーという羽の魔法で自由に空を舞うことができる。特徴は大きくふわふわしていて白色。速くはないが天高く飛べる。
「返さないと怒っちゃうよー!」
―Review―
「もう怒ってんじゃんw」
アーストの住民は「いつものあれか…」と呆れてものも言わない。
ズデン
「…」
「…///」
「っぷ」
「いたい…」
―Close When―
「何やってんだよー」
空を飛んでたエルシアが落ちたのだ。
「いきなりフェザーが消えたの」
「ばーか。」
2人はいつも愉快だった。
「エルシア!野原へ行こう!」
「どうしたの?急に野原なんて」
「なんとなく!」
珍しい。デルリアは野原なんて好まない。むしろ嫌いなはずなのに…。疑問に思いながらもエルシアは野原に…
「あれ…?」
「どうした?」
「フェザーが…使えない」
そう…なぜか何年間も使ってきたフェザーが使えなくなってしまったのだ。
「う…嘘だろ?はは」
デルリアは苦笑いを浮かべる。
「本当」
2人は息をのむ。
フェザーが使えないということは天使ではないという事である。
―ブツッ―
何かが切れる音…
辺りが真っ暗
「デルリア?おーいデルリア?」
―ボウッ―
明りだ。
「ようこそ。エルシア。」
目の前にいたのは…フェザーをまとった男の人が居る。
「あなたは誰?」
「私はエラシス。堕天使だ。」
「堕天使…?」
堕天使。元は天使だったが神によって天使剥奪となった者。
「堕天使さんが何の用?見たところ普通の天使のようだけれど。」
フェザーをまとっているからだ。普通堕天使はフェザーをまとうことは不可能だ。
「このフェザーはお前のフェザーだよエルシア。」
「え…?」
―ズキュン―
「っな…」
光の魔法。聖属性?
「エルシア。お前の力を貸してもらいに来た。」
「私の力…?」
「そうだ。天使であるお前の力を。」
「何のために?それに私にはなんの力もない。」
悪魔に比べて天使は魔法を使えない。
「いいや。十分だ。デルリアに会わせろ。それだけだ。」
「デルリア?何で?」
「Review.復讐だよ。」
―ゾワッ―
一瞬にしてすごい殺気。
「ふ…復讐って?」
「俺はデルリアのせいで堕天使になったんだ。天使は悪魔の魔法を受けると堕天使になるそれはお前も知っているだろう?」
「ええ。」
「俺はあいつの魔法を受けたんだよ。そして堕天使になった。だから俺はあいつを殺す。」
「デルリアが魔法を?それはあなたの自業自得なのでは?デルリアは理由もなしに魔法を使うような人じゃない」
「違う!」
エラシスの顔が真っ青に変わった。
「俺は何もしていない。デルリアが…デルリアが…。」
男は震えながら涙を流した。
ありえない。私の知ってるデルリアはそんなことをしない。
けどこの男の人の涙は本物だ。
「エルシアー!聞いてくれよ!今度アーストにルシファーがくるんだってよ!」
「本当!?私ルシファーのファンなの!」
そんなわけない…。
「エルシア。あいつが今までお前に何をしたかは知らないがあいつは悪魔だ。」
っ。
「悪魔の子は悪魔なんだ。」
デルリア…。
「エルシア♪」
そんな…はずない。