真実の樹
正直者はどっち?
デルリアが理由もなしに魔法なんて使わない。エラシスの話は信用できない。
「信用できない。という顔だな。」
っ。
「図星...か。まぁ当然といえば当然だな。今日会ったばかりの俺の話を信じるわけがないよな。」
エラシスは少し寂しそうだ。
そういえばさっき...エラシスは顔色を変え震えていた。
悪魔...堕天使...
「まぁいい。お前をアーストに戻す。デルリアに話を聞くもよし。悩むもよし。自由にするといい。」
ースアァー
「ーーア!エルシア!」
聞き覚えのある声。あぁ...
「デルリア...。」
ー悪魔の子は悪魔だー
「っつ。」
「エルシア...?大丈夫?」
デルリア...悪魔の子なのになぜそんなに優しいの...?
ッッ。悪魔の子だからって酷い人とは限らないのに...。私...なに考えてるの...?
「デルリア...ここは?」
「アーストの大樹ビリーブだよ」
「そう。」
アーストの大樹ビリーブは何千年間もこの土地にある樹。
昔神が真実を知りたい時この大樹に魔法陣を刻んで真実を聞いたらしい。
「ここ落ち着くってエルシアいっつも言ってたでしょ?だからここに連れてこれば目が覚めるかなぁ...って。」
「デルリア...」
デルリアは恥ずかしそうにそう言った。
あぁ...やっぱりデルリアはいい人だよ。理由もなしに魔法なんて使わない。
「私いったい何があったの?」
「え!?覚えてないの!?」
「ええ。気付いたらここに...」
気付いたらっていうか私がエラシスと話してる間どうなってたか...ってことだけど。
「倒れたんだよ。いきなり。」
「何分くらい?」
「6時間くらい。」
「....。」
「....?」
そんなに...!?
ーエルシアー
!?
「誰!?」
ー俺だエラシスだー
「どこにいるの!?」
「エルシア?どうしたの?」
ー俺の声はお前の脳内に聞こえているー
何かあったの?時間をくれるのでしょ?
ーそのつもりだったがお前も堕天使になってもらっては困るー
どうゆうこと?
ー騙されるな。あいつはそうやって俺を騙し魔法をぶつけたー
え?これが演技だというの?
ーそうだー
「エルシア?」
「え、あ、ごめん」
いったいどっちを信じればいいの?
優しくするデルリア。震えていたエラシス。
正直者はどっち...?
「信用できない。という顔だな。」
っ。
「図星...か。まぁ当然といえば当然だな。今日会ったばかりの俺の話を信じるわけがないよな。」
エラシスは少し寂しそうだ。
そういえばさっき...エラシスは顔色を変え震えていた。
悪魔...堕天使...
「まぁいい。お前をアーストに戻す。デルリアに話を聞くもよし。悩むもよし。自由にするといい。」
ースアァー
「ーーア!エルシア!」
聞き覚えのある声。あぁ...
「デルリア...。」
ー悪魔の子は悪魔だー
「っつ。」
「エルシア...?大丈夫?」
デルリア...悪魔の子なのになぜそんなに優しいの...?
ッッ。悪魔の子だからって酷い人とは限らないのに...。私...なに考えてるの...?
「デルリア...ここは?」
「アーストの大樹ビリーブだよ」
「そう。」
アーストの大樹ビリーブは何千年間もこの土地にある樹。
昔神が真実を知りたい時この大樹に魔法陣を刻んで真実を聞いたらしい。
「ここ落ち着くってエルシアいっつも言ってたでしょ?だからここに連れてこれば目が覚めるかなぁ...って。」
「デルリア...」
デルリアは恥ずかしそうにそう言った。
あぁ...やっぱりデルリアはいい人だよ。理由もなしに魔法なんて使わない。
「私いったい何があったの?」
「え!?覚えてないの!?」
「ええ。気付いたらここに...」
気付いたらっていうか私がエラシスと話してる間どうなってたか...ってことだけど。
「倒れたんだよ。いきなり。」
「何分くらい?」
「6時間くらい。」
「....。」
「....?」
そんなに...!?
ーエルシアー
!?
「誰!?」
ー俺だエラシスだー
「どこにいるの!?」
「エルシア?どうしたの?」
ー俺の声はお前の脳内に聞こえているー
何かあったの?時間をくれるのでしょ?
ーそのつもりだったがお前も堕天使になってもらっては困るー
どうゆうこと?
ー騙されるな。あいつはそうやって俺を騙し魔法をぶつけたー
え?これが演技だというの?
ーそうだー
「エルシア?」
「え、あ、ごめん」
いったいどっちを信じればいいの?
優しくするデルリア。震えていたエラシス。
正直者はどっち...?