1番近くで見てる
《wing》
それは、今1番売れてるとも言っていい売れっ子アイドル。
ボーカルの対馬凌太.ギターの坂口泰輔(さかぐち たいすけ).ベースの渡辺剛(わたなべ ごう).キーボードの片丘 信宏(かたおか のぶひろ).ドラムの瀬戸雅で構成されている。
そして1番人気の対馬凌太は…
私の幼馴染み。
そして初恋の人でもある。
10歳のころに凌太が引っ越してから
1度も会っていない。
そんな凌太が帰って来た。
そんなの会いたいに決まっている。
「凌太どこっ?」
「川合!ちょうどいいところにきた。」
忙しい時に先生なんなの〜
「噂では聞いてると思うが対馬凌太がうちのクラスに転入するんだ。川合は…ほら、アイドルとかにキャーキャー言うタイプじゃないだろ?だからとりあえずクラスに連れて行ってやれ。」
そう言った先生は凌太の所に連れてきた。
「対馬、川合優奈だ。キャーキャー言うタイプじゃないから安心しろ。教室まで頼んだぞ。」
「はい。」
凌太…
カッコよくなったな。
前もカッコよかったけど。
「なに?人のことジロジロ見て。」
「前よりカッコよくなったなって。」
「...あんたに言われたくねーよ。」
「え?…もしかしてあたしのこと忘れちゃった?前に近くに住んでた幼馴染みの!」
「は?あんた馬鹿?そこまでして俺に近付くキッカケ作りたい訳?」
なに…
凌太じゃないみたい
「は?そっちこそばか!?なにとぼけてんの、あんたなんかに興味無いってば。3-1あっちだから早く来たら?」
意味わかんない!!!
「さすが優奈(ボソッ」