記憶喪失Girlと浮気性Boy



全てが崩れた音がした。



もう、戻ってきてくれないの、悠華。



伝えられなかった気持ちをどこにぶつければいい?



抱きしめた彼女の体はあまりにも冷たくて。



泣きたいくらいゾッとした。



本当は逃げ出したかった。

全部全部嘘だって。

そう信じたかった。




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