記憶喪失Girlと浮気性Boy
「悠華!?目が覚めたのね!?」
「お母さん・・・?」
「あんたもう一週間もずっと寝てたのよ!?」
「え・・・?」
「あんた事故にあったのよ。もう本当に心配したんだからね!?」
「あ・・・。」
そうだ。私は事故にあったんだ。
「先生呼んでくるからおとなしくしてなさいよ。」
そういうとお母さんは先生を呼びに部屋から出て行った。
まだ頭がぼんやりとしているなかで、私は何かが足りないような気がした。
でも、それが何なのかはわからなくて。
思い出そうとするけれど、考えれば考えるほど頭痛がしてきた。
もやもやしながらも思い出そうとするのをやめた。