失望巡りて世界は廻る
よしこのまま何も見なかったことにしよう。うん、そうしよう。
そうと決まれば回れ右ー…と、もはや現実逃避しだす4番目だったが、なんと相手の悪いことか。
「にゃにゃーんっ、どこ行くんだよぉ~?俺と一緒に遊ぼうって、なあなあなあ~」
うぜぇ……
反射的にそう口に出してしまいそうになるも、4番目は目を逸らしたまま相手をする。
「あのさあ……君ってどうして "猫" なのに話せるの?僕とおんなじ人外?」
そう、実はこのうざ………げふんごふんっ。この妙にしつこく話しかけてくるキャツの姿は、どこからどう見ても『黒猫』なのだ。
なぜ話せるのだろうか?
しかし黒猫は笑ったかと思うと、「俺は普通の黒猫じゃないんだよーんっ」と言った。次の瞬間。
そうと決まれば回れ右ー…と、もはや現実逃避しだす4番目だったが、なんと相手の悪いことか。
「にゃにゃーんっ、どこ行くんだよぉ~?俺と一緒に遊ぼうって、なあなあなあ~」
うぜぇ……
反射的にそう口に出してしまいそうになるも、4番目は目を逸らしたまま相手をする。
「あのさあ……君ってどうして "猫" なのに話せるの?僕とおんなじ人外?」
そう、実はこのうざ………げふんごふんっ。この妙にしつこく話しかけてくるキャツの姿は、どこからどう見ても『黒猫』なのだ。
なぜ話せるのだろうか?
しかし黒猫は笑ったかと思うと、「俺は普通の黒猫じゃないんだよーんっ」と言った。次の瞬間。