失望巡りて世界は廻る
それを見てクスクス笑う4番目。やはりフェイ・ロウはそれにすら苛立つ。いや、それだからこそ、か。
「ねーえ、女子供は斬らないんじゃなあーいのおー?僕は立派な女で子供。君ってばキレると矛盾するタイプー?」
「っ、黙れ馬鹿者!いいからちゃんと答えろ!貴様は何者なんっ……」
「だから、【失望】させないでよ」
トンッと地面を蹴り、向けられていた刃の先に飛びのる4番目。
軽業師のような軽やかさに、思わずフェイ・ロウも目を丸くする。
「ねえ、フェイ。君はちゃんと、"僕"を見てくれる?」
「は……?」
「見てくれないなら、せめて僕に同情してよ。
あわよくば、偽の愛を」
そう言って体重をかけ始める4番目に、瞬時に危険を察したフェイ・ロウは青竜刀を振って4番目を退かせた。
「ねーえ、女子供は斬らないんじゃなあーいのおー?僕は立派な女で子供。君ってばキレると矛盾するタイプー?」
「っ、黙れ馬鹿者!いいからちゃんと答えろ!貴様は何者なんっ……」
「だから、【失望】させないでよ」
トンッと地面を蹴り、向けられていた刃の先に飛びのる4番目。
軽業師のような軽やかさに、思わずフェイ・ロウも目を丸くする。
「ねえ、フェイ。君はちゃんと、"僕"を見てくれる?」
「は……?」
「見てくれないなら、せめて僕に同情してよ。
あわよくば、偽の愛を」
そう言って体重をかけ始める4番目に、瞬時に危険を察したフェイ・ロウは青竜刀を振って4番目を退かせた。