【短】愛を、このカラダに焼きつけて。
「先輩…」
「あ、爽介くん、温まった?……って!」
な、なな、何で上半身裸なの!?
「そ、爽介くん!?
ちゃんと着ないと湯冷めしちゃうよ!?」
「え…だって……
どうせ脱ぐんだし…」
「!?」
爽介くん、やっぱり勘違いしてる!!
「そっ、爽介くんっ!
あのね!私はそんなつもりじゃないの!」
「え……?」
「ホント、ただ泊まるためだけっていうか…」
「…………」
あ……れ…?
何故か、片手で顔を覆ってる爽介くん。
えと…ここはもっと、
『ですよね~!』とか、『俺もそんな気ないですよ~!』とか、言うところじゃないの…?